介護研修会
2019/11/05
介護研修会
2008年10月18日のNPO法人の設立総会には36名が参加し、縦覧期間を経てNPO法人としての設立認可がおりた翌年1月6日には、デイサービス施設をつくるために狭山市内の農家を借りるメドが立ちました。そこが農業振興地域のため、上下水道の整備や開発許可に1年以上かかることがわかりました。そこで、市内公民館を巡回してちゃのみの日(ミニデイサービス)を実施するとともに、準備期間を経て、8月からは月2回、役員と職員予定者を対象に介護研修会を実施しました。延べで15回開催し、そのたびにニュースを発行し、参加者に郵送しました。人づてに話を聞いて参加者も広がりました。
テーマの主な内容をあげると「住み慣れたところで安心して暮らし続けるために」「狭山市の高齢化の実態と施策」「老いについて・認知症について」「高齢者の病気と看護・介護」「生きる意欲を支える介護」「食事介助について」「入浴介助について」「排泄介助について」「社会福祉と介護保険制度」等々です。
講師を現役の看護師や作業療法士、理学療法士、研究者にお願いしました。介護現場での対応のあり方・介護技術の方法論と高齢者を一人の人格として、権利主体者、生活主体者としてとらえる理論的基礎とを有機的に組み合わせて、研修を深められたことは、その後のデイをはじめとした介護のあり方にしっかりした基礎をつくることになりました。
こうした取り組みを紹介してほしいと社会事業大学のゼミに呼ばれ、私のつたない話をさせてもらったこともありました。